家族キャンプ用に人気の大型テント「ティエララルゴ」を購入し、初めて設営&使用してきました。
本記事では、初心者でもできた設営手順、実際に使って感じたメリット・デメリット、快適に使うためのコツを詳しくレビューします。
これからティエララルゴの購入を検討している方や、初設営に不安がある方の参考になる内容です。
ティエララルゴを選んだ理由|他モデルとの比較と購入の決め手
今まで使用していたジョイントタープ(タープとテントをジョイントできるやつ)が破損したため、以前から欲しかった2ループタイプのテントを探していました。
当初はコールマンやDoD、スノーピークも候補でしたが、最終的には小川テントのティエララルゴを選びました。理由は以下の通りです。
- 広さと高さ:大人が立って移動できる天井高
- 耐候性の高さ:強風や雨にも安心できる設計
- 長く使える耐久性:オガワ製らしい頑丈さ
- テントの通気性:他のテントは前後だけだが、ティエララルゴは前後左右をメッシュにできる
- 価格:約35~40%割引になってお手頃な価格になっていた
事前に直営店に連絡し実物を見せてもらいました。展示品しかないということでしたが、新品だから安心というわけでもないし安くなってるし、直営店だったら3年保証(ファスナー以外は無料)という安心感が決め手でした。
ティエララルゴの特徴とスペック|サイズ・重量・機能性のチェック
購入前に確認したスペックは以下の通りです。
- サイズ:幅310cm × 奥行620cm × 高さ210cm
- 重量:総重量約22kg(重いけれど安定感あり)
- 素材:ポリエステル 耐水圧1,800mm
- 収容人数:4〜5人家族向け
- 前室+寝室の2ルーム構造
- 大きなメッシュ窓と換気性能
この大きさと機能性が、家族キャンプの快適さを約束してくれます。



初めてのティエララルゴ設営手順|初心者でもわかる流れと所要時間
初設営は正直ドキドキでしたが、直営店で撤収作業を教えてもらったのと、YouTubeの設営動画で予習、説明書を見ながら進めました。
ぶっちゃけ、説明書のみでの設営は無理です。YouTubeも公式ではなかったので説明書と手順が違って大変でした。結果、2時間かかりました・・。
設営の流れは以下の通りです。
セルフスタンディングテープ(SSテープ)の設置
まず、設営の土台となる セルフスタンディングテープ(SSテープ) を四隅にペグで仮止めし、設営位置と向きを確定します。

ポールの仮組み・組立
SSテープを基準にしながら、ポールA〜Eを順に仮組みし、フレームを立ち上げます。まずは平置きで配置を確認し、次にポールを立ててフレームを構築します。
この段階でフレームが自立する構造です。

インナーテントの設営
ポールの上に インナーテント(寝室部分) を取り付けていきます。
- 上部をフックで固定
- 前後をペグダウンまたはSSテープに引っ掛ける方式で固定
- 電源コード引き込み口などにより、前方向の判断ができます
※公式ではない動画を参考に、先にフライシートを被せてしまったのですが、暑くてしんどかったです。公式の通り、インナーテントの設営を先にしましょう。(雨天時はフライシートが先がいいかも)
フライシートの被せ・固定
続いて フライシート(外幕) をフレームに被せます。ogawaロゴのある面が前方です。
高く、幅広いため、2人以上での作業がおすすめです。
フライシート裾のフックをSSテープのリングに引っ掛けてテンションをかけ、ゴムロープやマジックテープ、ペグダウンでしっかり固定します。

ライナーシートの取り付け
天井部にある ライナーシート(室内用遮熱・保温シート)をフックでフレームに取り付けます。
静音性の向上や、冷気・結露対策にも効果があります。
※今回は時間がなくて省いたため画像がありません・・
張り網と自在金具の調整
最後に、張り綱(ガイライン)を設置し、ペグダウンしてテント全体にしっかりしたテンションをかけます。自在金具を使い、張り具合を微調整しながら形を整えます。

設営してわかったティエララルゴのメリット5つ
① 広さ・快適さ
リビングスペースがとても広く、雨天時でもストレスなく過ごせました。
② 通気性・結露対策
タープはメッシュ部分が多く、かなり通気性がよく涼しかったです。
テントも他の2ドームテントに比べるとメッシュ部分が多いので涼しい方かと。
結露対策にライナーシートを付けるらしいですが、今回は設営に時間がかかったこともあり、付けなかったら結構、結露していました。
③ 収納力
テント内には1箇所サイドポケットがついてましたが、天井吊り下げがないため、ランタンをかける場所はありません。
④ 耐風性・耐水性
今回は風はほとんどなかったので分かりません。外側の防水は買ったばかりというのもあってきちんと弾いてくれてました。
⑤ デザイン性
落ち着いた色合いで、キャンプ場でも存在感あり。

実際に使って感じたデメリット・注意点
- 重量が重い:タープ、インナーテント、ポールと別の袋になっていますが、タープは単体ですが結構重い(9kg)です。そして結構荷物としてはかさばります(大型テントなので仕方ない)
- 設営に時間がかかる:慣れれば30分らしいですが、1時間はかかりそう
- 設営スペースが広く必要:区画サイトではギリギリのことも
- テント内は以外と暑い:メッシュ部分は多いのですが寝るときは結露対策でタープのメッシュをすべて閉めたせいか、テントはちょっと寝苦しかったです(一応、左右のメッシュは開けていたのですが)
ティエララルゴを快適に使うためのコツと便利グッズ
- 設営は2人以上で行う
- 設営の仕方が独自っぽいのでしっかり予習が必要です
- 虫が入ると出ていきにくい構造のため、殺虫剤は必須です
- ペグやハンマーは付属のものでもしっかりしていました
こんな人におすすめ!ティエララルゴが向いているキャンプスタイル
- 年に数回以上キャンプに行くファミリー層
- 雨や風にも負けない全天候型テントを探している人
- 広いリビングでゆったり過ごしたい人
まとめ|初めてのティエララルゴ使用レビュー総評
ティエララルゴは確かに重くて値段も高いですが、
「広さ」「快適さ」「安心感」の3つを求めるなら間違いないテントです。
初設営でも大きなトラブルなく立ち上げられ、家族全員が快適に過ごせました。
今までのタープとテントを別々に設営してジョイントして・・よりは設営に時間がかからないと思っていたのですが意外と時間がかかりました。あとは慣れてどこまで短縮できるか。
ただ、広さは十分すぎるくらいでめちゃくちゃ快適でした。これからも長く愛用していきたいと思います。
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